2014年11月27日木曜日

[SICP] 問題 1.35 : 不動点の探索による黄金比の計算

(1.2.2節の)黄金比φが変換 x → 1 + 1/x の不動点であることを示し, この事実を使いfixed-point手続きによりφを計算せよ.
黄金比の定義は次のとおりです.
  φ2 = φ + 1
この両辺をφで割ります.
  φ = 1 + 1/φ
この結果から,
  変換 x → 1 + 1/x
が得られます.
不動点を求める手続きは次のとおりです.
(define tolerance 0.00001)

(define (fixed-point f first-guess)
  (define (close-enough? v1 v2)
    (< (abs (- v1 v2)) tolerance))
  (define (try guess)
    (let ((next (f guess)))
      (if (close-enough? guess next)
          next
          (try next))))
  (try first-guess))
実行してみます.
ようこそ DrRacket, バージョン 6.1 [3m].
言語: Pretty Big; memory limit: 2048 MB.
> (fixed-point (lambda (x) (+ 1 (/ 1 x)))
               1.0)
1.6180327868852458
> 
p.21から黄金比の値は約1.6180ですから, 求める結果が得られています.

0 件のコメント:

コメントを投稿