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2016年10月15日土曜日

やり抜く力(アンジェラ・ダックワース 著)読了

新聞の広告などでは、「GRIT」の文字が目を引きます。

一流といいますか、周りから一目置かれる存在になるためには、才能や素質よりも最後までやり抜くことが重要であると、様々な実験や調査から説明しています。

娘にもやり抜く力を身に付けて貰いたいのですが、その方法も書いてあります。

親が最後までやり抜く姿勢を見せること\(^o^)/

2014年11月3日月曜日

自滅する中国(エドワード・ルトワック 著、芙蓉書房出版)

自滅する中国(エドワード・ルトワック 著、芙蓉書房出版)

タイトルだけを見るとよくある嫌中本のようですが、別物であると考えています。
(よくある嫌中本を読んだことがないので、本当のところは判断できないのですが)

「別物」と判断した理由は、次の2つです。

A.著者の経歴
 解説によると、著者のエドワード・ルトワックは、アメリカ政府・軍事機関で顧問を務めているだけでなく、日本の防衛省防衛研究所をはじめとして、世界中の軍事関係機関で招聘講師を務めている。

B.インタビューした相手
 第14章で日本について書いてあり、2011年3月にインタビューした相手の名前が書いてあります。安倍晋三、中曽根康弘など、見たことのある名前が挙がっています。また、2014年10月29日の朝刊によると、10月28日に著者が首相官邸を訪れています。

この本の副題は「なぜ世界帝国になれないのか」となっており、中国の戦略的な不味さを説明しています。著者の主張は次のとおりです。

1.中国は自国の行動が他国にどのような影響をあたえるか分かっていない。
 中国に限らず、アメリカやロシアのような大国について言えることです。国が大きくなれば、それに応じて国内問題も増えます。しかし、人間の認識能力は国の大きさに関係ありません。その結果、外交に対する関心が低下します。

2.「中華思想」や「華夷秩序」が染み付いている。
 中国は、黄河流域の文明や文化は最高のものであり、アメリカのような野蛮人もいずれは中国の文化に取り込まれると考えています。これは、漢の時代に匈奴を取り込んだ経験に基づいています。しかし、清の時代、支配者であった女真族は民族の文化を頑なに守り通したことを忘れているようです。このように、他国の文化を見下しているため、他国の理解はより低くなります。

3.「孫子」を生み出した漢民族は戦略的に優れていると勘違いしている。
 「孫子」に代表される兵法書は、春秋戦国時代に生み出されました。この時代は、同じ価値観を持つ同一の文化圏内で、同じ民族が離合集散を繰り返していました。しかし、現代の国際社会は、異なる文化や価値観を持った国家や民族間で利害を争っており、「孫子」が成立したときと条件が異なっています。これを理解せずにそのまま「孫子」を持ち出しても、利益よりも害の方が大きくなります。

 また、過去1000年の歴史を振り返ると、漢民族が中国全土を支配できた期間はわずか200年(?)に過ぎず、このような事実からも戦略的に優れていると判断することは間違いです。

4.中国の軍事力が増大すると周辺国は脅威を感じ、反中国的な行動を取る。
 中国が軍事力を増大させる理由は、国際的な影響力を強めるためることがその一つであると考えられます。しかし、中国の軍事的な圧力が高まると、親中国的な国は中立的な行動を取り、中立的であった国は反中国的な同盟を組むようになります。その結果、中国の影響力は相対的に低下します。

5.周辺国の反発を避ける唯一の道は軍事力の削減である。
 中国が周辺国の反発を受けずに、国際的な影響力を強める唯一の手段は軍事力を削減することです。しかし、歴史的な恨みから中国は国の規模に応じた軍事力を保持する事を望んでおり、また、軍事力を増大させることで利益を得る人たちもいることから、軍事力を削減することはできそうにありません。

6.経済成長をこのまま続け、軍事力で圧倒するしかない。
 中国の経済成長率は年に7%程度あり、アメリカなどを圧倒しています。このペースで経済成長を続け、それに応じて軍事力を増大させれば、中国に立ち向かえる国は無くなります。しかし、反中国的な同盟を組んだ国が中国の経済成長を妨げるような行動を取るため、現在の成長率を維持することは難しくなります。また、中国は多くの国内問題を抱えており、それらが原因で経済成長が止まる可能性があります。経済成長が止まると、中国国内の矛盾が一気に噴出します。その時、中国は持ちこたえられるでしょうか?

この本の約半分のページは、リーマン・ショック以降の中国の行動に対する周辺国(オーストラリア、日本、ベトナム、韓国、モンゴル、インドネシア、フィリピン)の行動を説明しています。ほとんどの国が反中国的な行動を取っており、反中国同盟と呼べるものです。例外は、韓国ぐらいでしょうか。

著者は各国の要人と意見を交換できる立場にありますが、この本に書いてある中国や周辺国の行動は、ニュースなどで確認できるものばかりです。読みやすい本ではありませんが、この本を読むとニュースの見方が変わるかも\(^o^)/

2014年10月5日日曜日

カラマーゾフの妹(高野 文緒 著、講談社文庫)


カラマーゾフの妹 (高野 文緒 著、講談社文庫)

ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」の続編として書かれています。もともと、「カラマーゾフの兄弟」は2部構成の第1部にあたり、第2部の伏線と思われる記述があります。結局、ドストエフスキーは第2部を書かずに死んだため、中途半端な状態のままになっています。

著者は、第2部に相当する「カラマーゾフの妹」を書くことで、第1部の伏線や矛盾点を解決しようと試みています。こういう見方があるのかと感心しましたが、第1部の詳細は忘れました\(^o^)/

この本を読む前に、「カラマーゾフの兄弟」を一通り読むことをオススメします。



何が言いたいかというと、
私はカラマーゾフの兄弟を読んだ\(^o^)/
と、いうことです。

2014年9月21日日曜日

奇跡の脳(ジル・ボルト テイラー著、新潮文庫)


著者は脳科学者なのですが、脳卒中になってしまい、自分の脳が壊れていく様子を内側から観察した記録です\(^o^)/ 

著者の経験は、TEDトークで観ることができ、YouTubeに字幕付きの動画が上がっています。https://www.youtube.com/watch?v=BsSWaYITW4g

著者は、脳卒中で左脳の機能が低下した結果、右脳だけで世界を認識する経験をします。興味深いことに、命の危機が迫っているにもかかわらず宇宙と一体になった恍惚感を感じています\(^o^)/

気になることは、安全な方法(脳卒中になったり、怪しげなクスリを使わない)で宇宙と一体になるにはどうすればよいか?、ということでしょうか。私の経験から使えそうな方法を紹介します。

1.走る
 1kmを5分を切る程度のペースで30分ほど走り続けると、どこまでも走っていけそうな全能感を感じます。オレは人間機関車だ\(^o^)/ 
このペースで走れるようになるまで、トレーニングが必要です(~_~;)

2.瞑想
 ほぼ毎日、20分程度の瞑想を3ヶ月ほど続けたところ、
  • 静寂が訪れ、
  • 周りが明るくなり、
  • 喜びが沸き上がってくる
経験をしました。毎回、この状態が訪れてくれると良いのですが、そう簡単にはいきません(~_~;)

瞑想のやり方は、この本がオススメです。


「奇跡の脳」に話を戻すと、右脳のことだけでなく、脳卒中になり回復する書いても詳しく書いています。私も40歳を超えているので、こういうことを気にしなくてはならなくなりました(~_~;)

2014年9月20日土曜日

100年予測(ジョージ・フリードマン著、ハヤカワ文庫NF)

 
100年予測 (ジョージ・フリードマン著、ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

21世紀の国際情勢に関する予測が書いてあり、興味深い内容です。
  • 2020年代:中国は分裂し、ロシアは自滅\(^o^)/
  • 2030年代:日本、トルコ、ポーランドがユーラシアを喰い物にし勢力拡大\(^o^)/
  • 2050年代:日本とトルコが同盟を結び、アメリカに奇襲攻撃\(^o^)/ 奇襲には成功するが、最後に勝つのはアメリカ(T_T)
  • 2080年代:メキシコが台頭し、北米大陸の覇権をかけてアメリカと対立\(^o^)/
  • 以上より、21世紀はアメリカが支配します\(^o^)/
この予測は、デタラメのSFのように思えますが、読んでいると妙に説得力があります。

まず、序章で政治家が取れる選択肢は考えているほど多くないことが説明されています。
  1. 政治家になり、首相や大統領になれる人は十分に賢い。
  2. 賢いから、打ち出す政策の良い面も悪い面もよく分かっている。
  3. 良い面が多く、悪い面が少ない政策は限られている。
  4. 自国を取り囲む状況も強い影響を与える。
結局、誰が首相や大統領をしても、実行できる政策に大きな違いはないのです(~_~;)

この本は、2009年に出版されており、2010年代前半について次のように予測しています。
  • ロシアは、ヨーロッパとの緩衝地帯を設けるためにベラルーシを取り込む。
  • 中国は、問題の責任を他国に転嫁し、外交的手段や軍事力を背景に外国政府と対決することで政権への支持を集める。
ベラルーシとウクライナは隣にあるので、ほぼ、当たっている(^O^)

この予測で気になることは、2040年代から始まる日本とアメリカとの対立でしょう。簡単には勝てそうにないので、回避したほうが良さそうです。予測では、日本が資源を輸入に頼っているこため、アメリカとの対立が避けられないと書いています。

エネルギーを輸入に頼らない方法として有効なものは、もうすぐ発売されるFCVの根幹となる燃料電池と宇宙太陽光発電でしょうか?これらの技術は日本が先行しているようなので期待できます。

宇宙を支配するものが地球を支配できるので、JAXAには宇宙太陽光発電の研究を進めてもらいたい\(^o^)/

2013年12月10日火曜日

素数の音楽

素数の出現頻度に関するリーマン予想を中心に、素数についての話題やリーマン予想の証明に取組んだ数学者について、数学に馴染みの薄い読者向けに書かれた本です。

その中で、特に印象に残った話題を紹介します。

我々の足元にある大地は円盤状の形状をしており、巨大な亀の上に乗った4頭の象に支えられていることは、皆さんご存知のことと思います。

しかし、ここで一つの疑問が湧いてきます。その亀の下には何があるのか?何も無いなら、大地は落下してしまいます。これでは安心して眠ることもできません。

この疑問に「素数の音楽」は答えてくれました。亀の下には亀がいるのです。その亀の下にも亀がいます。つまり、亀が積み重なって大地を支えているのです\(^o^)/

残念ながら、亀の下には必ず亀がいるので、人間が一番下の亀に到達することはできません。

2013年5月2日木曜日

すべては「先送り」でうまくいく

私は、即断即決を旨としていましたが、この本を読んで考えを改めました。

この本には、決断をするときはできるだけ時間を取って情報を集め、状況の分析と結果の予測をし、可能な限り決断を先延ばしにすべき理由を色々な事例を集めて説明しています。

様々な状況について決断を遅らせる理由を書いているのですが、その中で最も考えを改めさせられたことは、謝罪のタイミングについてです。私もそうですが、世間一般では謝罪はすぐにすべきと言われていると思いますが、すぐに謝罪することが状況を更に悪くする例は参考になりました。参考になると書きましたが、謝罪するつもりはありませんので、謝罪しなくて済むように日々の言動には気をつけたいものです。

相手が一方的に怒っている場合はどうすれば良いのでしょうか?