この本を読んで初めて知ったのですが、団鬼六はアレな小説を書くだけの人ではなく、私財を投げ打ってまで将棋雑誌を発行する程の将棋好きで、実力はアマ五段で、自宅にプロ棋士やアマ強豪が出入りしています。
小池重明は将棋指しとしてかなり強く、アマ相手では向かうところ敵なし、アマ名人を2連覇しています。しかし、そこまで強く、また名が知れ渡ると、真剣師としての稼業が成り立ちません。
それだけ強いと、新聞社、将棋雑誌の主催でプロと対局する機会もありますが、プロの若手だけでなく高段者との対局でも勝っています。
- 大山康晴十五世名人に二日酔いにもかかわらず、角落ちで勝利
- 中原誠名人に角落ちで勝利
- 森雞二(棋聖戦挑戦者)に角落ち、香落ち、平手の3局とも勝利